2015年が幕を開けた。千葉商科大学サービス創造学部・吉田優治学部長が、2014年を振り返りながら、新年に寄せる想いを語る。
Kicky!創刊1周年
2013年12月、千葉商科大学サービス創造学部では、ゲスト講師(スピーカー)の講義や学生たちのプロジェクト活動など、教育現場におけるさまざまな取り組みを発信すべく、学部インハウスメディアとしてKicky!編集部を立ち上げました。
新しいメディアによる取材の過程で、学生はもちろん教職員も含めて学部全体に「見られる意識」が浸透しつつあり、自我・自覚の芽生えや成長へとつながっていることを実感する場面が増えてきました。情報を発信する主役は自分たちであるということが、学部を、そして大学全体を、さらに活性化させる刺激になってほしいと考えています。
サービス創造学部に政府も注目
既報の通り、2014年6月20日の日本経済新聞夕刊一面に、成長戦略におけるサービス創造人材育成の必要から、サービス経営学に関する大学を増設するという記事が掲載されました。この記事の中で、政府が参考例として注目するのが、就職率99.3%を誇る千葉商科大学サービス創造学部であると取り上げていただきました(*1)。
私たちの学部はまだ創設6年目という若い学部です。しかしながら、この間に、厚いご支援をいただいている54の提携公式サポーター企業をはじめ、さまざまな企業の経営者やビジネスマンによる講義、あるいは企業と連携したプロジェクト活動など、さまざまなプログラムを展開してきた成果が出始めていることも感じています。しかし、まだまだ私たちも成長途上。学生にとっても企業にとってもWin-Winとなるように関係構築の強化や、プログラムの質をさらなる向上を図りながら、「サービス(創造)」における「リーディング学部」として走り続けてまいります。
リアルビジネスから学ぶ
野球やバスケットボールプロスポーツチームのフロントの方々とともに企画・運営する「千葉ロッテ・プロジェクト」や「千葉ジェッツ・プロジェクト」の取り組みも、学生たちの発案がより多岐にわたるようになってきました(*2)(*3)(*4)(*5)。
また、学部内コミュニケーションを活性化させるために活動している「パーティ・プロジェクト」「コミュニティカフェ・プロジェクト」も、さまざまなシチュエーションで、きめ細やかな心遣いを施したアイデアが発揮されるようになってきています(*6)(*7)(*8)(*9)。
さらには、今年発足した「学部メディア・プロジェジェクト」が企画した「学部PV」の製作現場は、多くの学部メンバーたちが参加する場にもなりました。企画、撮影、編集と、プロフェッショナルとともに仕事の仕方を実際に体験したことは、プロジェクトメンバーにとっても貴重な学びになったはずです(*10)。
公式サポーター企業と協働し、キャンパスを舞台にしたマーケットリサーチやプロモーションに関する新たな枠組みのプロジェクトも企画が進んでいます。また、今年5月の連休明けにオープン予定の新学食「The University Dining」、そして瑞穂会館をリノベーションしてオープンする「The University HUB」をプラットフォームにした、リアルビジネスのラーニングにも学部として積極的にアプローチしていきたいと考えています。
2015年のサービス創造学部はより充実した学びの場をたくさん提供していきます。「学問から学ぶ」「企業から学ぶ」「活動から学ぶ」機会と場を提供し続けるサービス創造学部に2015年もどうぞご期待ください。学生と公式サポーター企業と一緒にやっちゃいますよ!
*2)千葉ロッテマリーンズ・千葉商科大学マッチデー
*3)「STAR JETS直伝簡単エクササイズ」&「ジェッツの選手と3on3対決!」
*4)スポーツの秋をキッズと満喫! −千葉ロッテ&千葉ジェッツ・プロジェクト合同企画「Sports Festival」−
*5)Love & X’mas -千葉ジェッツ・プロジェクト「千葉商科大学マッチデー」の奮闘-
*6)LOCAL HAWAIIAN PARTY −笑顔がはじけた夏の一夜−
*7)キッズ ハロウィーン・パーティ2014 −子どもたちを笑顔に−
*8)豆香り 学び舎憩ひ 人集う −コミュニティカフェ・プロジェクト企画「もみじカフェ」−
*9)タイムマシンで、思い出の一夜へ −パーティ・プロジェクト“Yellow Party2014”−
*10)チャンスをゲッツ! −学部メディア・プロジェクトによる学部PV製作−
<プロフィール>
1987年青山学院大学大学院経営学研究科博士課程修了。同年、稚内北星学園短期大学経営情報学科専任講師。1989年千葉商科大学商経学部専任講師に就任、助教授、教授を経て、2009年新設の「サービス創造学部」初代学部長・教授に就任、現在に至る。アメリカ経営学会・経営教育部会日本担当理事、2013年8月より全国ビジネス系大学教育会議会長。アメリカ経営学会よりアワード(2001~2008年)、韓国経営教育学会より学術賞(2009年)、日本マネジメント学会から国際貢献表彰(2013年)など。2000年ボストン日本人研究者交流会(Boston Japanese Researchers Forum)設立。