2014年10月26日(日)、千葉商科大学本館ロビーがハロウィーン色に染まった。晴天に恵まれたこの日、サービス創造学部のパーティ・プロジェクトのメンバーが、市川市内に住む子どもたちのために企画したイベントが、「キッズ ハロウィーン・パーティ2014」だった。当日の様子をKicky!編集部がレポートした。

 

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千葉商科大学サービス創造学部のパーティ・プロジェクトに所属するメンバーたちによる子ども向けのハロウィーン・パーティが開催された。企画の柱は、「ハロウィーン王国」と名づけられたテーマパークづくり。子どものことが大好きなハロウィーン王国のプリンセスが、「ハロウィーン王国に旅行にきたキッズたちを歓迎したい!」と考えてハロウィーン・パーティを開くことにした、というコンセプトである。
子どもたちが遊びに熱中できるような多数のアトラクションに、ゲームやダンスといったさまざまな出し物の企画、さらには、キッズたちに喜んでもらうためにお菓子やジュースなどを用意し、全力でもてなした。
ハロウィーンムードに装飾を凝らした会場内を、首から“パスポート”を下げて、仮装したキッズたちが駆けまわる。子どもたちの笑顔が溢れる会場は温かなムードに包まれた。
 

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司会を務めたイベントリーダーの水上美里さんは、「元々、子どもと遊ぶのが大好きで、地元の地域運動会でボランティアをしています。一方で、子どもたちが相手だからこそ、自分たちの想像通りにならないのではという不安もありました。実際には、子どもたちが元気すぎると感じるほど、楽しそうにして盛り上がってくれたので本当によかったです」と語った。
昨年は荒天中止となり、今年は2年ぶりの開催となった。そのため、これまで10歳までだった参加年齢制限を、例外的に11歳に引き上げ、昨年参加を希望していた子どもたちを優先的に招待した。「昨年のパーティが中止となり、『このパーティをずっと楽しみにしていた』と言ってくれた子たちもいました。楽しみにしてくれている人もいる、と思うとやり甲斐に感じますね」と、水上さんは笑顔を見せた。
 

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プロジェクトの広報を務める村木祥子さんは、「子どもたちにケガもなく、無事に済んだことは何よりだった」と振り返るとともに、「唯一の1年生が自分なりに考えて、子どもたちに対応していた姿が頼もしかった」と後輩のイベントデビューを喜んでいた。
 

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その1年生が、森真登香さん。プロジェクト活動は、単位が与えられる2年次から参加するのが通例だが、「プロジェクト活動に興味を持って入った学部だったので」と、森さんは1年生からパーティ・プロジェクトに参加した。「わからないことも多く不安もいっぱいでしたが、先輩たちが私にも出番を与えてくれました。実際にイベント運営を体験して少し自信もつきましたし、また次に向けてこの経験を生かしたいと思います」と胸を張った。
 

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プロジェクト代表の小林実加さんは、“ハロウィーン王国のプリンセス”として会場を盛り上げた。「子どもたちの笑顔を見ることができて、本当に楽しい時間でした。中心になって企画する3年生に、子どもたち向けのイベントを経験したメンバーがほとんどいなかったので、手探りだった面もありました。反省点については、プロジェクトチームの財産として後輩たちに伝えていきたいと思います」と総括した。
 

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満面の笑みを浮かべ、手を振りながら帰っていったキッズたち。帰り際の会場に飛び交った「ありがとう!」という声の多さが、子どもたちや保護者、プロジェクトメンバーたちの満足感を表していた。
 
 

手づくりのウェルカムボードでお出迎え。
風船やバナーなどで、ハロウィーン王国をデコレーション。
ドリンクメニューも、真心をこめた手描きのサインボード。
立体的にデコレーションした会場で、パーティがスタート。
子どもたちが楽しめるようにアテンドするスタッフたち。
キッズと視線と心を合わせる姿は真剣そのもの。
「モンスターリングトス」と名付けられた輪投げコーナー。
「ミイラゲーム」を楽しむ子どもたち。
「ゴーストストラックアウト」ももちろんメンバーのお手製。
キッズたちもお待ちかねのおやつタイム。
お菓子とジュースで子どもたちも大喜び。
サーブするスタッフにも子どもにも満面の笑みが浮かぶ。
ゲームのルールを説明するスタッフたちに子どもたちも注目。
勝利を目指せ!フラフープリレーのゲームに大興奮。
真剣勝負だからこそ一喜一憂。中には涙を流す子も。
DJが流す会場の音楽がパーティを盛り上げる。
ダンスマン登場で、子どもたちも一緒に踊る。
振り真似をして一生懸命踊る子どもたち。
最後はキッズ・スタッフ全員で記念撮影。
グループごとに撮影した写真がおみやげとして配られた。
おみやげの写真をパスポートにクリップするスタッフ。
最後はハロウィーン王国の出国口でスタッフがお見送り。
キッズ・パーティを卒業する年長のキッズとともに。
イベントを終え記念撮影するメンバーたち。表情も緩む。