千葉商科大学サービス創造学部
2015年度 学生プロジェクト発表会

学生プロジェクトの2015年度の大賞が決定した。
千葉商科大学サービス創造学部の「プロジェクト実践」は、同学部の公式サポーター企業などの協力のもと、学生たち自らが企画を実践してさまざまな学びを得るカリキュラム。2015年度は春・秋学期合わせて計10のプロジェクトが活動した。今年度の締めくくりとして「学生プロジェクト発表会」が開催され、プロジェクトメンバーによる活動報告とともに、プロジェクト大賞および個人賞の表彰も行われた。

 
 
2015年度は、「Our Wedding プロジェクト」「学部メディア・プロジェクト」「コミュニティカフェ・プロジェクト」「パーティ・プロジェクト」「エンターテインメント・プロジェクト」「スポーツビジネス・プロジェクト(千葉ロッテ、千葉ジェッツ、ジェフ千葉)」「キャンパスマーケット・プロジェクト」「サービス創象くん・プロジェクト」の計10チームのプロジェクト活動が行われた。
 


経済産業省からの助成を受けて活動を行っている今年度、新設されたキャンパスマーケット・プロジェクト。企業と学生が大学キャンパスをマーケットとして新たなサービス創造に挑んでいる。


ジェフ千葉・プロジェクトも今年度の秋から新設されたプロジェクト活動。わずか2人ばかりのプロジェクトとなったが、来年度からの活動内容が期待される。

 

プロジェクト活動報告では、それぞれのメンバーが1年間の活動についてプレゼンし、学部の1年生に向けて来年度の参加を呼びかけた。そして、年間活動内容を総評し、今年度のプロジェクト大賞が発表された。
 

3年連続の大賞受賞をめざしたパーティ・プロジェクトを抑えて<団体の部>で、初の大賞に輝いたのは、「コミュニティカフェ・プロジェクト」。今年度は、学内外5つのカフェを企画・運営。その企画力と実行力が高く評価された。メンバー65人という大所帯の代表を務めた荻久保翼くん(3年)は、「今回、プロジェクト大賞を受賞することができたのも、教職員の皆さん、学部事務課の皆さん、ならびに吉田優治学部長先生、そして70人近くいるプロジェクトメンバーのおかげだと思っています。みんなで一緒に勝ち取った賞だと思っています。今後の活動内容にもご期待ください!」と笑顔を見せた。
担当教員の仲野友樹専任講師は、「学生たちみんなの努力で得た賞です。すごく嬉しいです。ありがとう」と学生たちをねぎらうと、鶴見麻衣特命講師は「今の4年生が2年生の時にこのプロジェクト活動が始まりました。当時は、みんな何もできませんでしたが、努力を重ね、今では即戦力として社会に出て行けるくらい仕事ができるようになりました。きっと皆さんもプロジェクト活動を通して成長できると思います。ぜひ一緒にやりましょう」と1年生たちに参加をうながした。

 


コミュニティカフェ・プロジェクトの代表を務めた荻久保翼くん(3年)は、各方面に感謝の気持ちを述べた。

 
<個人の部>で受賞した吉澤光晴くん(4年/パーティ・プロジェクト)は、「最初辞めようと思ったこともありました。3年間やり続けて学ぶことも多くあったのでよかったです」とコメント。片岡将吾くん(4年/コミュニティカフェ・プロジェクト)は、「この賞がいただけたのは、プロジェクトメンバーのみんなのおかげです。後輩や同級生に支えられてこの賞がいただけたと思っています」と喜びを口にした。宮本武くん(3年/OUR WEDDING・プロジェクト)は、「このプロジェクトはそもそも井上義次ゼミでやっていた企画でした。井上先生の定年退職に伴い、企画がなくなってしまうかもしれないと聞いて、プロジェクトという形で自分がやってみたいと思いました。自分自身が動き、その結果このような賞をいただけたことで、自分で行動を起こすことが大事だと改めて感じました」と語ると、市村創一郎くん(3年/千葉ジェッツ・プロジェクト)は、「上に立つ人間の責任感を感じられた1年間でした。ありがとうございました」と感謝の気持ちを述べた。

 


エンターテインメント・プロジェクトのメンバー。12月にはクリスマスライブを初開催し、好評を博した。

 
最後に、サービス創造学部の吉田優治学部長は、「サービス創造学部に入ったら、3つの学び(「学問から学ぶ」「企業から学ぶ」「活動から学ぶ」)を体験しながら、自分の中に学びびの成果を残してほしいと思っています。プロジェクト活動をしているメンバーの顔を見ると、みんな輝いていますよね。学部ではこうしたオフィシャルプロジェクトのほかにもたくさんプロジェクトがあります。経済産業省の平成27年度「産学連携サービス経営人材育成事業」に、全国で17の大学が選ばれ、秋学期からそのプロジェクトをスタートさせています。4月からは皆さんにもどんどん参加してほしいと思っています。差別化したサービスを創造していくことが重要。学部は君たちにたくさんのチャンスの場を提供しますから、君たちもその活動の中に入ってたくさん学んでいただきたいと思っています。みんなで一緒に世界一の学部にしましょう!」と学生たちに呼びかけた。
 


サービス創造学部の吉田優治学部長は、「みんなで一緒に世界一の学部にしましょう!」とコメント。

 
<団体の部>
◎プロジェクト大賞
コミュニティカフェ・プロジェクト
(2位:OUR WEDDING・プロジェクト)
(3位:エンターテインメント・プロジェクト、千葉ロッテ・プロジェクト、パーティ・プロジェクト)
 


表彰式の後、受賞者・関係者で記念撮影。

<個人の部>
◎プロジェクト大賞
吉澤光晴(4年/パーティ・プロジェクト)
片岡将吾(4年/コミュニティカフェ・プロジェクト)
宮本武(3年/OUR WEDDING・プロジェクト)
市村創一郎(3年/千葉ジェッツ・プロジェクト)
 


プロジェクト大賞<個人の部>で受賞したメンバー。左から宮本武くん(3年/OUR WEDDING・プロジェクト)、吉澤光晴くん(4年/パーティ・プロジェクト)、片岡将吾くん(4年/コミュニティカフェ・プロジェクト)、市村創一郎くん(3年/千葉ジェッツ・プロジェクト)。

 
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