千葉商科大学サービス創造学部が提供する教育プログラムの中でも、もっとも特徴的なカリキュラムのひとつが「プロジェクト実践」である。学生たちは、自らが企画・実践するさまざまな分野の活動を通じて学びを得ている。
2014年度は、「Our Wedding プロジェクト」「学部メディア・プロジェクト」「コミュニティカフェ・プロジェクト」「千葉ジェッツ・プロジェクト」「千葉ロッテ・プロジェクト」「パーティ・プロジェクト」「エンターテインメント・プロジェクト」と7つのプロジェクト活動が行われた。そして、それぞれのプロジェクトから、来年度の活動継続を訴える「プロジェクト公聴会」および学部1年生に向けた活動報告と参加を促す「プロジェクト報告会」の機会が設けられ、プロジェクト大賞および個人賞の表彰が行われた。

 


2015年度の飛躍を誓う ―プロジェクト公聴会

プロジェクト公聴会では、2015年度の活動を目指す学生たちが、今年度の活動を踏まえながら、新年度の活動の狙い、具体的な計画などを訴えた。
 
「来年度は、よりクオリティの高いサービスを提供していきたい」(パーティ・プロジェクト)
「自己満足の範囲にとどまらない、新しい音楽イベントをつくりたい」(プロジェクト実践B<エンターテインメント>)
 
これらの声を挙げる学生たちに対し、審査に当たった教員からは、活動の目的から予算計画、先々のビジョンに至るまで、さまざまな角度から質問が浴びせられた。
その後、公聴会に参加したプロジェクトメンバーと教員たちによる意見交換の場が設けられ、互いの意見をヒアリング。運営にまつわる要望や制度に関する改善策などに関する議論が繰り広げられた。
 

公聴会に参加した教員から、学生たちにさまざまな質問が飛ぶ。

 

はじめは緊張気味だった学生の声にも、自然と熱が帯びてくる。

 

教員からの質問や提言に耳を傾ける学生たちの真剣なまなざし。

 

公聴会後のヒアリングの場ではさまざまな意見が飛び交った。

 


2014年度活動報告と仲間への誘い ―プロジェクト報告会

プロジェクト報告会では、学部1年生に向けた2014年度の活動報告が行われ、1年間の活動を振り返るとともに、次年度に向けた活動への参画を呼びかけた。また、1年間の活動内容に加え、これら報告会のプレゼンテーション内容を加味して審査が行われ、プロジェクト大賞・団体の部には「パーティ・プロジェクト」が、個人の部には3名が選出された。
 
矢口優志くん(4年、コミュニティカフェ・プロジェクト)が「プロジェクト・リーダーを務めたわけでもなく、このような賞がもらえると思っていなかったので驚いたが素直にうれしいです」と語ると、若松大幹くん(4年、千葉ジェッツ・プロジェクト)も「自分が、というよりも、まわりのみんなにとらせてもらった賞です。ありがとうございます」と感謝を口にした。また、団体の部とのダブル受賞になった小林実加さん(3年、パーティ・プロジェクト)は「リーダーという大役に不安を感じた面もありましたが、評価していただき、メンバーたちと一緒にこうして表彰していただけたことは本当にうれしいです」と笑顔を見せ、プロジェクトメンバーたちと喜びを分かち合っていた。
 
<団体の部>
◎プロジェクト大賞
パーティ・プロジェクト(2年連続)
 
<個人の部>
◎プロジェクト大賞
矢口優志(4年/コミュニティカフェ・プロジェクト)
若松大幹(4年/千葉ジェッツ・プロジェクト)
小林実加(3年/パーティ・プロジェクト)
 
◎功労賞
村木祥子(4年/パーティ・プロジェクト)
小原勇貴(4年/コミュニティカフェ・プロジェクト)
嵯峨圭介(4年/コミュニティカフェ・プロジェクト)
佐藤 優(4年/千葉ロッテ・プロジェクト)
 
◎敢闘賞
荒井勇人(3年/千葉ロッテ・プロジェクト)
井上恭兵(2年/学部メディア・プロジェクト)
高橋可南子(2年/千葉ジェッツ・プロジェクト)
田中そのか(1年/プロジェクト実践B<エンターテインメント>)
 

7つのプロジェクトから報告プレゼンが行われた。

 

先輩たちの熱いプレゼンテーションに、1年生も真剣に耳を傾ける。

 

「プロジェクト活動はこの学部最大の魅力のひとつ」と語る吉田学部長。

 

団体の部、2年連続プロジェクト大賞に輝いたパーティ・プロジェクトの面々。

 

個人の部で大賞に選ばれた矢口優志くん、若松大幹くん、小林実加さん(左から)。

 

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