2014年12月13日(土)、14日(日)、プロバスケットボール「千葉ジェッツ」の公式戦、対レバンガ北海道2連戦が、ホームの船橋アリーナで開催された。2日間にわたり「千葉商科大学マッチデー」として行われたこの試合をさまざまな企画で盛り上げたのは、同学部サービス創造学部の千葉ジェッツ・プロジェクトの学生たちだった。
千葉商科大学サービス創造学部の公式サポーター企業であるプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」。同学部の千葉ジェッツ・プロジェクトでは、毎年「千葉商科大学マッチデー」として組まれるホームゲームにおける、会場内のイベントやファンサービスを企画している。今年のテーマは「Love & X’mas」。「ブースター」と呼ばれるいわゆるファンたちはもちろん、観戦が初めての方でも楽しめるようにと、メンバー40人は3カ月間にわたり企画を温めてきた。
会場は試合開始3時間前の開場直後から多くの人で賑わい、両日とも約2000人の観客を集めた。選手直筆クリスマスカードが当たるクリスマス写真ブースや、会場内に現れたサンタクロースに声をかけるとプレゼントがもらえる「サンタクロースの贈り物」など、メンバーたちが用意した企画に、子どもたちのはしゃぐ声が響き渡った。
今回の目玉企画は「クリスマス抽選会」。担当の西尾淳教授が「今年は細かいプレゼントがたくさん用意できたのはよかったと思います」と語ったように、学部公式サポーター企業協力の下、航空券や人気レストランの食事券など豪華景品が用意された抽選会は、多くの人々が一喜一憂、大変な盛り上がりを見せた。
西尾教授は「学生たちの頑張りをひしひしと感じました。また、モニターを有効活用し、会場に来ていた約2000人の方たちがひとつの情報に集中する時間ができたことも非常によかった点だと思います。会場内のデコレーションも、手づくり感満載でしたが、気の利いたワクワクするようなものに仕上がりました。学部内の他のさまざまなプロジェクトでも、会場を盛り上げるためのさまざまなデコレーションを行っていますが、回を追うごとに新しいアイデアが生まれていることを感じます。それは、学生たちが互いを刺激し合いながら、競争心を引き出している結果なんだと思います。学生たちが、子どもたちと積極的に触れ合っている姿を見ていても、素晴らしいことだと感じました」と、プロジェクトメンバーたちの奮闘・成長ぶりを高く評価した。
プロジェクトリーダーの市村創一郎くん(サービス創造学部2年)は「他の学校に営業に行ったり、ポスターを作ったりするプロモーションでは遅れが出てしまうといった反省点はありましたが、当日は滞りなく進んだのでよかったです。僕たちが企画をしているとはいえ、お客様に試合を楽しんでほしい、千葉ジェッツのファンになってほしいというのが本来の目的。勝利ゲームを観ていただけて本当によかったです」とほっとした表情を見せた。また、同じくリーダーを務めた南大吾くん(サービス創造学部2年)は、「事前準備が至らなかった面もありました」と反省点を口にしながらも、「みんなが笑顔だったこと、また、試合に勝てたことで一安心しました。去年もプロジェクトに参加しましたが、何も力になれませんでした。今年はイベントづくりに苦心しましたが、その分充実感もありました」と、笑顔で振り返った。
会場内で流れた同学部の学部メディア・プロジェクトが製作した学部PVに加え、千葉商科大学チアダンスチーム「glitter’s」と千葉ジェッツフライトクルーチアリーダーズ「STAR JETS」によるコラボパフォーマンスも会場を盛り上げた。試合は両日ともに千葉ジェッツの勝利。同学部がプロジェクトにかかわってから初の快挙となった。子どもたちから大人まで大興奮となったマッチデーは、大成功のうちに幕を閉じた。
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