クリスマスを直前に控えた2014年12月19日(金)、千葉商科大学サービス創造学部で「Yellow Party 2014」が開催された。毎年末行われるこのパーティを企画・運営しているのは、同大学のサービス創造学部パーティ・プロジェクトの学生たちだ。彼らたちの活躍ぶりとパーティ当日の盛り上がりをKicky!編集部がレポートした。
2009年、千葉商科大学サービス創造学部教職員のための年末の家族パーティとしてスタートした「Yellow Party」。翌10年度からは、教職員と学生たちが垣根を越えて交流を深める場として、毎年同学部の「パーティ・プロジェクト」のメンバーが企画・運営を行っている。
今年のテーマは「TIME」。1970年代から2000年代の音楽や映画を通して「懐かしい思い出に浸ってほしい」と、プロジェクトメンバーの約20人は、3カ月間にわたり企画を温めてきた。
パーティ当日、会場にはお洒落に着飾った教職員や学生たちが180人近く集まった。音響や照明、プロジェクションマッピングなどを駆使した会場は、本格的なパーティ会場さながら。Abbaの『Dancing Queen』やThe Jackson 5の『ABC』、Spice Girls『Wannabe』をはじめ、1970年代から2000年代の洋楽ヒット曲が流れる中、教職員や学生たちが音楽に合わせてダンスをしたり、ベストドレスコンテストやゲーム大会が行われたり、パーティフードやドリンクを楽しんだりと、大変な盛り上がりを見せた。
今回プロジェクトリーダーとなった崎山大輝くん(サービス創造学部3年)は、「もともと僕は、こういうイベントに出席するほうではなかったんです。だからこそ、リーダーをやることが決まったときに、普段参加しない学生たちにも興味をもってもらえるようなイベントをつくりたいと思いました。『楽しい』をどう伝えるかが難しい部分でした。縦のつながりを大事にしながら、みんなの思い出に残るようなパーティづくりを目指しました」とイベントの狙いを語った。「直前にならないと、みんな危機感をもってくれないので、モチベーションをあげながらまとめていくのが非常に大変でした。しかし今年は、例年よりも先生方に多く出席していただいたのもうれしかったです。達成感も味わえて、いい経験になりました」と満足感も口にした。
担当の松本大吾専任講師は、「Yellow Partyは、サービス創造学部を象徴する、あるいは学部の気持ちを伝えるようなイベントになりました。教職員の方々をはじめ、学生も150人以上が参加し、楽しいという思いを共有できる場です。これだけ大規模なイベントだからこそ、失敗はできないと思いました。この場を通して今後、活躍してくれる学生たちが一人でも増えればいいとも思っています」と、このイベントの重要性を語った。
さらに今年のパーティと去年までのそれを比較し、「パーティ・プロジェクトの発足メンバーがすべて卒業してしまったこともあり、今年は創設時の思いがきちんと引き継げているのかという部分が一番の課題でした。“自分たちのパーティ”として火がつきにくい部分もあったと思います。メンバーごとにモチベーションの差はありましたが、イベントの1カ月くらい前から、ようやく高い目標をもって動き始めることができたと思います。もちろん穴もたくさんありましたが、何よりゲストの方が喜んでくれていたのはうれしいこと。イベント当日に、うまい具合に最高潮に達したのかなという感触でした。とはいえ、学生たちの出来は75点。直前の昼間にもメンバーたちに檄を飛ばしたのですが、まだまだ彼らならできることがたくさんあると思っています」と、今後を見据えて辛口の評価をした。
参加したゲストからは、「学生たちの活躍が素晴らしかった」「ホテルマンさながらの接客でびっくりした」という声も数多く聞くことができた「Yellow Party2014」。教職員と学生たちがともに大満足の一夜となった。
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