11月26日〜28日の3日間、千葉商科大学キャンパス内に憩いの場「もみじカフェ」が出現した。企画・運営にあたったのは、同大学サービス創造学部のコミュニティカフェ・プロジェクトのメンバーたち。晩秋を迎えぐっと冷え込みが増す中、秋色に彩られたカフェに教職員、学生たちが集い、珈琲の香りと会話を楽しんだ。

 
テーマは「秋を楽しむ」。市川駅から大学までの途中にある大門通り商店街の「平野珈琲」に協力を依頼し、もみじカフェ・オリジナルとして焙煎した豆でコーヒーを淹れるとともに、市川駅前にある洋菓子店「モンペリエ」より仕入れたお茶菓子を提供した。
 
コーヒーを淹れる本格的な技術は、下野栄裕くん(サービス創造学部4年)が平野珈琲に足を運び直接指導を受けたというものだ。その技術をプロジェクトメンバーに伝授するとともに、コーヒーを淹れるための道具も、今回のカフェ運営のためにすべて購入して揃えた。「急いでいるお客様にはポットに作りおきしたものをご提供せざるを得なかったのですが、時間のあるお客様には淹れたてを楽しんでいただきたかった」と、1杯ずつのドリップには時間も要したが、淹れたてのコーヒーの評判はすごぶる上々だった。
 
担当の仲野友樹講師は、「企画から運営まで、すべて学生たちに任せてきました。とはいえ、お客様からお金をいただき販売するわけで、失礼があってはいけません。そういう意味では、担当教員として不安な面もありました(笑)。特に今回は3日間開催、コーヒーもすべて自分たちの手で淹れる……という点で、学生にとっても非常にハードルの高い運営になりましたが、無事に営業できました。概ね周囲の評判もよく、ホッとしているところです」と笑顔を見せた。
 
カフェを訪れた学生からは「コーヒーもお菓子も美味しかったし、何よりこうして友達とゆったり会話できるスペースがあるのはうれしい」という声も数多く聞かれた。キャンパスの一角に設けられたカフェスペースで、多くの会話と笑顔が生まれる3日間となった。
 
 


手描きの看板でお出迎えの準備も万端。

 


下野栄裕くんが平野珈琲で学んだ淹れ方を、メンバーたちに指導。

 


カフェの成功を誓い円陣を組むメンバーたち。

 


いよいよ、もみじカフェがオープン。

 


淹れたてのコーヒーを席まで運ぶメンバーたち。その味の評判も上々だった。

 


地元の名店、モンペリエのお菓子もコーヒーにぴったり。セットは好評を博した。

 


読書の秋にちなみ、スペースの一角には教員オススメの書籍も。

 
 
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