「サービス創造大賞2015」応募のヒント-その1-

千葉商科大学サービス創造学部で、毎年恒例となっている「サービス創造大賞」のアイデア募集が今年も始まった(※)。同学部の公式サポーター企業とのコラボレーションで実施する企業課題部門の今年度のテーマは「スポーツ」。スポーツに関連する公式サポーター企業の協力のもと、「あったらいいな、スポーツのこんなサービス」のアイデアを募集する。協力企業のなかから、スポーツクラブを運営する「セントラルスポーツ株式会社」、「株式会社ルネサンス」の2社に、アイデアのヒントを聞いた。

 
 


「若年層の健康に対する意識をあげるサービスを」―セントラルスポーツ

「スイミングスクール」の先駆けとなるセントラルスポーツ株式会社は、1969年に創業し、現在200カ所でスポーツクラブを展開している。設立趣旨は、「世界に通用する水泳と体操の選手づくり」。1964年東京五輪で、水泳男子日本代表だった後藤忠治氏を中心に、体操競技男子日本代表の小野喬氏、同・遠藤幸雄氏、同・女子日本代表の小野清子さんらの協力を得て設立され、以来、金メダリストの水泳男子日本代表の鈴木大地氏、体操競技男子日本代表の冨田洋之氏、同・鹿島丈博選手とロンドンの代表3名を含む、延べ24名の五輪選手を輩出し続けている。
 
サービス創造大賞に関するアイデアのヒントについて、セントラルスポーツからは、「20代、30代の健康に対する意識を上げるサービスを提案してほしい」という答えが返ってきた。20代、30代の若年層は、健康に対する意識が低かったり、仕事や遊びが忙しかったりして、フィットネスクラブに入会をしてもすぐに辞めてしまう傾向にあるという。
「若者たちが、スポーツ=フィットネスクラブにどのようなサービスを求めているのか、どのようなサービスがあれば続けられるのか聞いてみたい。若年層のスポーツ離れ(とくに就職後)を解決できるサービスを」と、具体的なヒントが提示された。
 
*セントラルスポーツHP
 
 


「実現の可能性が高いものを」―ルネサンス

急速に進行する日本の少子高齢社会において、「健康長寿」はすべての人々にとって大きな目標。そんななか、1979年に、DIC株式会社の社内ベンチャー事業として創業した株式会社ルネサンスは、全国131カ所あるフィットネス施設で、すべての世代に対して「楽しい健康づくり」と「生きがいづくり」を行っている。
 
こうした企業理念のもと活動している株式会社ルネサンスでは、「企業のなかでは考えにくい利用者の視点、とくに学生たちが利用したいサービスを提案してほしい」と、サービス創造大賞のアイデアについて、若者ならではの視点を求めるという。その上で、「単なるアイデアではなく、どうすれば実現できるかという視点を持って、実現の可能性が高いものを創造していただきたい」と応募者にエールを送る。
 
*ルネサンスHP
 
 
また、受賞者にはそれぞれの企業から以下の副賞が贈られることとなった。
 
 
■セントラルスポーツ(5組10名様)
 
インビテーションチケット
※全国のセントラルスポーツで利用可能。

 
■ルネサンス(①、②をセットで5組)
 
①1日招待券
※1枚で2名様の利用可能。
※全国のスポーツクラブ ルネサンスで利用可能。

 
②オリジナルサプリメント「バーンアップススリム」&書籍『シナプソロジー』

 
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