桜が満開の見頃を迎えた2015年4月2日(木)、平成27年度千葉商科大学入学式が同大学の体育館アリーナで開催された。サービス創造学部の新入生228人をはじめ、今年度誕生した国際教養学部を加えた5学部合計1,425人が新たな一歩を踏み出した。
入学式では冒頭、同大学島田晴雄学長が新入生に向けて「よく学んで、よく遊んで、いい友達を見つけてください」と激励。一方、新入生代表として挨拶を行った国際教養学部1期生の平澤佳奈子さんは、「悔いの残らない学生生活を送り、夢を達成するために初心を忘れず乗り越えていきたいと思います」と誓いの言葉を述べた。
式典後のキャンパスでは、各学部、それぞれに分かれて、ガイダンスと保護者会が行われた。
サービス創造学部では吉田優治学部長が同学部の新入生228人を前に冒頭、「365日、24時間、電話には出ます。学部長に相談したいこと、伝えたいことがあれば、遠慮をせず電話をしてきてください」と黒板に携帯番号とメールアドレスを板書するという毎年恒例の“行事”が行われた。その上で、大学生としての、そしてサービス創造学部の学生としての心得を伝えた。
「なかには、なんとなく大学に入ってきた学生がいると思います。でもそれは、お金を捨てるようなもの、時間を捨てるようなもの、エネルギーを捨てるようなものです。今、目標がわからなくてもそれはそれでいい。与えられた4年間を有効に使って、目標を見つけてください。今年から学部の公式サポーター企業は56社になりました。企業の人と一緒に多くを学べますし、活動から学ぶプロジェクトもあります。君たち一人一人が力をつけなかったらどこの大学を出ても一緒。人と同じことを学んで、人と同じような発想をして、人から言われたことを着実にやっていくような人間も、時には必要な場面もありますが、うちの学部ではそういう学生は育てたくないんです。人と違うことを進んで学び、人と違う体験・経験をして、人とは違う発想をして、意見の違う人間とも一緒に自分の立てた目標を実現していける人間が必要だと思っています」と、新入生に向かって早速熱いエールを送った。
また、保護者に対しても吉田学部長が学部について丁寧に説明。「この学部では、サービスを創造する人材を育成していきたいと考えています。日本政府は、サービス人材育成がわが国の経済の発展に寄与するという考えのもと、サービス人材を育成する学部を50個作ろうとしています。そうした政府の成長戦略のなかで、私たちの学部は、経済産業省からモデル学部として認められました。やりたい学生にはいくらでもチャンスを提供したいと思っています。学部のモットーは、学問から学ぶ、企業から学ぶ、活動から学ぶという「3つの学び」。なかでも、わが大学は、資生堂、ぴあ、千葉ロッテ・マリーンズ、千葉ジェッツといった公式サポーター企業のゲストスピーカーに教壇で講義をするだけではなく、学生たちと連携をしながらアクティブに動き、リアルビジネスラーニングをしていきたいと思っています」と抱負を述べた。
いよいよ、スタートした学生生活。新入生たちは夢や希望を胸に、明るい未来の待つ道を歩き始めたばかりだ。