千葉商科大学の年末恒例行事として行われる「Yellow Party」。サービス創造学部パーティプロジェクトに参加する学生たちが企画運営する、学生による学生のためのパーティだ。先生と学生たちがその垣根を越えて交流を深める場になっている。参加した吉田優治学部長は一夜をどのように楽しんだのか。


GOLDな夜

千葉商科大学サービス創造学部では恒例となった年末のイエローパーティ。年々パーティのクオリティーが向上することを感じます。今年は「ゴールド」をテーマに、装飾や演出も大人びた雰囲気の温かい空間が演出されました。
パーティプロジェクトの学生たちが、音楽、照明、食事、飲料、企画すべてにわたりプロ以上のクオリティーのパーティを実現し、プロ顔負けのホスピタリティ精神を持って接客にあたっていました。運営に当たる学生も参加する学生もいきいきと輝いていて、こんな素敵なパーティができるような学部になったことを本当に嬉しく思いました。


学生たちに根付くプロ意識

「参加費に見合うだけの料理やお酒が整っているか」
「これだけの金額を払って満足いただける場になっているか」
彼らの話を聞くと、このような意識を常にもって自問自答しています。来場者から参加費をいただくプロジェクトということが、企画する彼らのプロ意識を高めているようです。
予算内で最大限のパフォーマンスを示そうとするのはまさにマネジメント。「活動から学ぶ」ことを通じて学生が成長することを実感し、学生を誇りに思いました。
パーティプロジェクトや前回話題にした千葉ジェッツプロジェクトは、4年生まで一貫して活動を続けてきたリーダー的立場の学生の存在が大きいと思います。過去の経験を生かしながらリーダーシップを発揮して、後輩たちを引っ張る姿も頼もしく見えました。


学生と教職員がともに楽しむ文化

千葉商科大学サービス創造学部のイメージカラーはビタミンカラー、いわゆる「イエロー」です。この「Kicky!」もそうですが、学部案内、サがつくブログなどすべてこのイエローで統一しています。
サービス創造学部のカラーを冠し、先生たちの一年の労をねぎらう意味で開催したのがそもそもこのイエローパーティの始まりでした。「パーティをプロジェクトとして企画運営したい」という学生たちの声を受け、3年前から学生たちが交流を深める場として開催するようになりました。
そしていま、学生と教職員が一緒にパーティを楽しむ文化がしっかり根付いたなと感じました。学生が大人に見えました。
来年度はもっと多くの学部卒業生や公式サポーター企業関係者も参加して大きなパーティにしたいですね。夏休み前にプールサイドでパーティを、なんていうのもいいですね。

 

【Photo Gallery】キャンパスがGOLDに染まった夜/パーティプロジェクト”Yellow Party 2013” はこちら

 

 

<プロフィール>

吉田 優治(よしだ・ゆうじ)

000790専門:経営管理論・経営教育論・サービス創造論

1987年青山学院大学大学院経営学研究科博士課程修了。同年、稚内北星学園短期大学経営情報学科専任講師。1989年千葉商科大学商経学部専任講師に就任、助教授、教授を経て、2009年新設の「サービス創造学部」初代学部長・教授に就任、現在に至る。アメリカ経営学会・経営教育部会日本担当理事、2013年8月より全国ビジネス系大学教育会議会長。アメリカ経営学会よりアワード(2001~2008年)、韓国経営教育学会より学術賞(2009年)、日本マネジメント学会から国際貢献表彰(2013年)など。2000年ボストン日本人研究者交流会(Boston Japanese Researchers Forum)設立。

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