パーティ・プロジェクト「Hawaiian Party」
キャンパス内がハワイアンムード一色に――。
夏休み直前の2016年7月22日、千葉商科大学のサービス創造学部のパーティ・プロジェクトが企画・運営を行った「Hawaiian Party」が開催された。アロハシャツやドレスで着飾った約200人の参加者たちが、異国情緒漂う真夏の一夜を楽しんだ。
「Hawaiian Party」は今年で3回目。企画・運営を行うパーティ・プロジェクトのメンバーは、学部の学生同士や学生と教職員の交流を目的としたパーティを年に数回開催している。
今年のテーマは「フルサービス」を行うこと。プロジェクトのメンバー60人は、4月から企画を練り、今回はゲストに食事やドリンクを運んだり、積極的に話しかけたりするなど、ソフト面、ハード面ともにきめ細やかなサービスを行うこと目標に掲げた。例年よりも大幅にメンバーが増えたからこそ、こうしたサービスが実現可能になったという。
会場は、ハワイのローカルフードやリゾートならではのカラフルなドリンクが用意されたほか、ハワイの神様として知られる「ティキ」が祀られたり、プロジェクションマッピングが実施されたりするなど、本場の雰囲気さながら。また、ボトルやシェーカー、グラスなどを曲芸的に操ってお酒をつくるフレアバーテンダーの大会で優勝した高木圭介くん(商経学部4年)による「フレアバーテンダーショー」や、ゲーム大会、フラダンサーたちとゲストが一緒に踊るダンスタイムなどが催され、参加者全員が存分に楽しんでいる様子が見られた。
今回のリーダーを務めた仲澤大樹くん(サービス創造学部4年)は、「今年は人数が多いことで、さまざまなことをカバーできたこともありましたが、逆に自分の仕事に責任を持てないメンバーも多くいたので、全体のリーダーである自分がもっとリードしていかなければならなかったと思います。やはり全体をマネジメントするという部分は非常に難しかったです」と反省の弁を述べる一方で、「昨年の反省点が生かせる部分も多くありましたし、自分なりに精一杯やることができたので、自分自身を評価するなら65点くらいかなと思います」と笑顔で振り返った。
また、司会を務めた毛利穂乃佳さん(サービス創造学部2年)は、「とにかく大変だった、というのが率直な感想です」と話した上で、「実は、昨日ようやく司会の台本が最終決定しました。ですから、何回も読み合わせができなかったですし、当日もタイムスケジュール通りに進んでいない部分もあったので不安がすごくありましたが、振り返ってみればうまくまとめることができたように思います。私なりには、持てる力を最大限発揮したつもりですし、この経験は自信にもつながりました」とほっとした表情を見せた。
担当の松本大吾准教授は「司会者の二人が臨機応変に対応してくれましたし、各担当のリーダーが自主的に動いてくれたので、最終的にはうまくまとまってよかったと思います。また、お客様も楽しもうという気持ちで臨んでくれたこともパーティにまとまりをつくってくれたのではないでしょうか。あとは、会計に何の問題もなかった、関係者に迷惑をかけていない、このプロジェクトにかかわったメンバー各々がよい経験になったと思えればこのプロジェクトは100点だと思います。ただそれでも、100%ということはないと思いますので、この経験からそれぞれが反省をし、失敗の要因は何なのかを洗い出して、論理的に説明することができるようにしてほしい」と、次回の活動へ向けて学生たちにメッセージを送った。
学生と教職員が、会話を交わし笑顔があふれた「Hawaiian Party」。今年もまた、夏の思い出深い一夜になったに違いない。