千葉商科大学サービス創造学部
パーティ・プロジェクト「Yellow Party 2015 “S”」

2015年12月18日(金)に「Yellow Party 2015“S”」が千葉商科大学で開催された。同大学サービス創造学部の教職員と学生たちが交流を深める場として、「パーティ・プロジェクト」のメンバーが企画・運営を行う、年末恒例のイベントだ。

 
今年のテーマは“S”。「7回目(“S”even)となる『Yellow Party』で、サービス(“S”ervice)創造学部の学生(“S”tudent)に、同学部で学んだことを通して輝いてほしい(“S”hining)。ゲストの笑顔(“S”mile)が溢れるパーティにする」という気持ちを込めた。ドレスコードは、“Shining”にちなみ、「星やキラキラしたものを身につける」ことにした。
 
今や学部恒例の一大イベント。ゲストからの期待も年々大きくなっているが、昨年よりプロジェクトメンバーが少ないこともあり、「よりよいパーティにできるのか」というメンバーそれぞれがプレッシャーや不安を感じていたようだ。
 
それでも、ゲストにこれまで以上に満足してもらえるようにと、プロジェクトメンバー約20人は約3ヵ月にわたって企画を練った。「ジャズの生演奏でおもてなし」という新しい試みにもチャレンジ。プロジェクトメンバーが複数のライブ会場に足を運び、実際に演奏を聴いて、出演交渉を行った。その甲斐があり、「生演奏かっこいい!」、「いつもと違って大人な雰囲気!」とゲストに大好評を博した。
担当の松本大吾准教授は、「パーティ・プロジェクトは『継続性』を重視しています。これまで積み上げてきた経験を活かして、『さらによいコンテンツを』と考えた結果、学生たちの中から自然と『ジャズの生演奏』という発想が出てきました。こういった点が『年々グレードアップしている』という評価にも繋がっていると思います」と目を細める。
 
この他にも、学年を超えた縦の繋がりができるよう、スマホアプリを使用したゲームも実施。同大学にまつわるクイズに4人で力を合わせて解答し、ゲームが終わる頃にはすっかり打ち解け、会場中が笑顔で溢れた。

 


真剣に解答を考え、学年関係なくゲスト同士が打ち解けた。


「今日初めて話した後輩もいたけど、チームワークよくできてよかった!」と大喜び!

 

プロジェクトリーダーの小林実加さん(サービス創造学部4年)は、「今回は人数が少なくて、準備も思うように進まず、これまでで一番ピンチだと焦りました。それでも、本番が始まったらスムーズに進み、何よりもゲストに『楽しかった』と言ってもらえて泣きそうになりました。ゲストの“Smile”がたくさん見られたので、テーマの“S”の通りになってよかったです」と安堵の表情を浮かべた。
ゲストのみならず、プロジェクトメンバーの顔にも “Smile”が輝き、同学部の1年を締めくくる最高の夜となった。

 

「パーティは一発勝負。コンテンツが多いほど、1つ躓くと全体への影響が大きい」と、入念に確認を行う松本大吾准教授(左)とメンバー。
コップにカラフルなシュガーをつけて、ドリンクの準備。
ケビン・ミラー専任講師(左)も最終チェックに余念がない。
ドリンクの準備完了!カクテルはこの日のために考えたオリジナル。試行錯誤を重ねて完成させた。
公式サポーター企業様や先生たちのために「VIP席」を用意。
前回の「Hawaiian Party」で受付が混雑した反省を踏まえて受付方法を改善。今回はスムーズに受付ができた。
ゲームへの参加方法をプロジェクションマッピングで説明。

トイレの案内もテーマに合わせて装飾する決め細やかさ。
トイレの外だけではなく中までも、キラキラに飾りつけ。
「サービス創造くん」もおめかしして、ゲストをお出迎え。
Best Dress Contestのエントリー写真を撮影。周りの勧めでエントリーした結果、「シャイニングボーイ賞」を受賞し、驚いていた米山僚くん。
会場前に設けられた写真撮影スペースは、パーティ開始前後に、たくさんのSmileで溢れた。
会場に入ると「Yellow Partyへようこそ!」と元気な挨拶で迎えられ、ポップコーンが振舞われた。
ドレスコードを思い思いに表現。女性はアクセサリーにこだわったゲストが多かった。
西尾淳教授(右)と中村聡宏専任講師(左)。西尾教授のネクタイは、ご自身で星のシールをちりばめた力作。
同大学チアダンスチーム「glitter’s」もドレスコードに合わせていつもと異なる装いでパフォーマンス。曲に合わせて動くプロジェクションマッピングが華を添えた。
好評を博したジャズの生演奏。
Best Dress Contestの投票開始!
Best Dress Contestで「シャイニングガール賞」を受賞した池野有咲さん。「いろんな人に選んでいただけて、参加してよかったです!」
今年度をもって退職する井上義次教授へのサプライズセレモニー。
吉田優治学部長は「パーティができるような学部になったらいいなとずっと思っていました。それが実現できました。ありがとう!来年も楽しく8回目のYellow Partyができるようにみんなで頑張りましょう!」と学生たちを労った。
パーティ終了間際には、あちこちで記念撮影をする光景が見られ、楽しそうな様子。
2年連続でリーダーを務めた小林さんは、「人前に立つのが苦手で目立たない生徒だった私が、このプロジェクトを通して、辛いことにも立ち向かって乗り越える楽しさを知り、色々挑戦してみようと前向きになれたのが一番大きかったです」と3年間の活動を振り返った。
MCを担当した滝沢眸美さん(同学部3年)は、「これまで人前で話すということをしてきませんでしたが、楽しいなと思えることもあれば、人をまとめたり、タイムスケジュールを管理する難しさも感じました。これからもMCを頑張ってみたい」とやりがいを感じている様子。
ジャズバンドとの交渉や、プロジェクションマッピングの準備、当日の音響、照明と大車輪の活躍をしたパフォーマンスチームのリーダー・高橋諒太くん(同学部3年)。「来年はプロジェクトリーダーに挑戦してみようかな」と意欲的だ。
3年間、同プロジェクトに携わってきた吉澤光晴くん(同学部4年)は、今回は会計を担当。「会計として、全体と連携し、素早い判断が必要でした。学年があがる程責任も増すので、即決力が求められていきました。この経験を社会人になっても活かせるようにしたい」と、プロジェクトが終わった寂しさをにじませながら語った。
パーティ終了後、充実感を漂わせながら、とびっきりのSmileで、プロジェクトメンバー全員、松本准教授、ケビン専任講師と“S”のポーズで記念撮影!