2015年7月24日(金)、千葉商科大学のサービス創造学部のパーティ・プロジェクトによる「Hawaiian Party」が開催された。学生、教職員ら約200人が、アロハシャツやドレスに身を包み、ハワイアンムードのなか、夏の夜を楽しんだ。
パーティ・プロジェクト「Hawaiian Party」
ハワイ出身で、同学部のケビン・ミラー専任講師が「学生や、地域の人たちが楽しめるパーティを企画しよう」と発案し、2011年に発足したパーティ・プロジェクト。以降、プロジェクトチームは年に数回、季節にあったパーティの企画・運営を行っている。
なかでも、「Hawaiian Party」は、学部全体を「ホーム」に「オハナ(ハワイ語で家族の意味)」のような関係をつくってほしいという願いを込めて、夏休みに入る直前の時期に開催されるようになった。
2回目となる今年のテーマは、ハワイ語で感謝を意味する「Mahalo(マハロ)」。パーティに来場した学生、教職員に対し、感謝の気持ちを伝えたいと、プロジェクトのメンバー約20人は、3カ月かけて趣向を凝らしたさまざまな企画を練ってきた。
当日、会場には、ロコモコをはじめとする肉料理や魚料理などのハワイのローカルフードのほか、ブルーハワイやチチといったリゾートならではのドリンクが用意され、開始前から期待感が高まる。
司会者2人による「ヒパヒパ(ハワイ語で乾杯)」の掛け声でパーティがスタート。音響や照明、プロジェクションマッピングなどが駆使されたメインステージでは開始直後、今年、ボトルやシェーカー、グラスなどを曲芸的に操ってお酒をつくるフレアバーテンダーの大会「ANFA FLAIR DREAM SUMMER 2015 ROOKIE」で優勝した高木圭介くん(商経学部3年)による「フレアバーテンダーショー」が行われ、ゲストたちのテンションも一気にあがった。さらに、フラダンスショーが披露され、ゲストと一緒にフラダンスを楽しむなど、大変な盛り上がりを見せた。
今回のリーダーを務めた小野田晴気くん(サービス創造学部3年)は、「パーティ自体は、皆さんが笑顔で帰ってくれたのでよかったと思います」とほっとした表情を見せる一方で、反省点は数多くあると話す。突然の雨に見舞われるというあいにくの天候になってしまったことで、リハーサルができなかったこと、また受付でゲストの方に渡す予定のネームプレートを配る際に、長蛇の列ができたことなどを反省点として挙げた。「準備の段階では、メンバーが危機感を感じていないことに、一人で涙を流した日もありました。反省する点は多々ありますが、12月には学部を代表するYellow Partyがあるので、今回の反省を生かしたい」とリーダーとしての苦悩を明かしつつも、次なる展開を見据えた。
担当の松本大吾准教授は「ゲストの皆さんに楽しんでいただけたのであれば、成功だと思います。直前までトラブルがありましたので、次回へ向けての課題は多く残りました。たとえば、受付で多くの人を待たせてしまいましたが、200人のゲストが来ることを想像すればそれは予想できたこと。雨の影響で場所変更も余儀なくされましたが、そういった突然のトラブルに対し、学生たちにはもっと冷静かつ柔軟に対応してほしかったですね。リーダーはもちろん、メンバーそれぞれが想像力を働かせることができていたら、うまく対応できたはず。次の大きなパーティは、年末に開催予定の『Yellow Party』です。今回の経験を生かして、次回はもっとうまく対応ができればいいと思っています」と学生たちを鼓舞した。
例年以上となる、約200人の参加者が集った「Hawaiian Party」。心地よい音楽に、美味しい料理、会話に花を咲かせた、充実感あふれる一夜となった。