千葉ロッテ・プロジェクトとは、同学部のスポーツビジネスプロジェクトのひとつ。「プロジェクト実践」と名付けられたカリキュラムの中で、同学部の公式サポーター企業の協力のもと、学生たち自らが企画・実践してさまざまな学びを得ている。
中でも千葉ロッテ・プロジェクトでは、同学部の公式サポーター企業となっている、プロ野球チーム「千葉ロッテマリーンズ」と学生とが連携し、毎年同大学のマッチデーとして組まれているホームゲームを盛り上げるためにさまざまな企画・運営を行っている。
今年は、リアルなスポーツビジネスを体験するだけでなく、スポーツビジネスにおける新しいサービス創造にも挑むことを目標に掲げて活動を行っており、プロジェクトのメンバーは、9月16日のマッチデーに向け、さまざまな新しい取り組みにチャレンジしている。
 
そのひとつが、球場内のマリンビジョンで試合前に公開されることになったミュージックビデオ（MV）の製作。この映像では、千葉ロッテマリーンズの応援歌「千葉、心つなげよう」を、千葉商科大学オリジナルバージョンにつくりあげるというものだ。動画のフィナーレには、グラウンドに大勢の関係者を集め、無人飛行機「ドローン」を使って撮影するシーンを企画。プロジェクトメンバーが参加を呼びかけたところ、教職員や学生を含めて150人ほどが集まった。
このプロジェクトを担当する中村聡宏専任講師は、「“プロ野球観戦が大好き”という大学生は、決して多数派ではありません。マッチデーにおける集客は私たちのプロジェクトのひとつの課題ですが、野球観戦に興味のない学生たちにも、“ジブンゴト”にしてもらうための施策として出てきたアイデアが、オリジナルMV撮影企画でした。自分が出演している映像がスタジアムの大型ビジョンで流れる。それなら、野球観戦に興味がない学生たちもスタジアムに行ってみようと思ってくれるのではないか」と学生たちの狙いについて解説する。
このMVには、千葉県のマスコット「チーバくん」や千葉出身の芸人「トミドコロ」さんなども出演。マリーンズ同様、公式サポーター企業であるバスケットボールの「千葉ジェッツ」やサッカーの「ジェフユナイテッド市原・千葉」などの協力も得て撮影は進んでいるという。どのような仕上がりになるか楽しみだが、Kicky!編集部では続報も予定している。
 

今期プロジェクトの目的のひとつが「観戦者、ファンを増やすためにも、スポーツ観戦をするための知識を深める」というもの。この目的のもと行われた試みが、「オールスターゲームをみんなで楽しもう！」と題した、学内でのパブリックビューイングだ。
学生たちを教室に集め、オールスター第1戦を観戦。プロジェクトメンバーが選手について解説をしたり、マリーンズの選手サインやグッズ、チケットが当たる抽選会を行ったりして、野球に詳しくない学生たちにとっても、スポーツを楽しめるいい機会となった。
 
この企画の担当リーダーとして、ステージの進行役も務めた井出拓也くん（サービス創造学部3年）は、「企画を練るための時間が実質1か月程度しかなかったため大変でしたが、後輩たちと力を合わせてなんとか形にすることができました。もっと多くの人に来てほしかったというのはありますが、その反省も踏まえて次につなげたいと思っています」と充実した表情を見せた。また、最上級生の長谷川淳くん（サービス創造学部4年）は、「事前準備がいたらなかった面はありましたが、時間がない中でメンバーそれぞれがよく頑張ったと思います」と後輩たちの奮闘ぶりに目を細めた。

 
千葉商科大学オリジナルバージョンのMV公開をはじめ、千葉ロッテ・プロジェクトのメンバーがさまざまな企画を準備する「千葉商科大学マッチデー」は、9月16日（水）にQVCマリンフィールドで行われる。

 
【千葉ロッテマリーンズ主催試合「千葉商科大学マッチデー」】
日時：9月16日（水）18:15試合開始
試合：千葉ロッテマリーンズ vs 北海道日本ハムファイターズ
場所：ＱＶＣマリンフィールド
 
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